先日、日比谷公園を散歩しました。

朝の気持ちの良い時間の中、の声、風の音時には遠くにサイレンの音も聞こえてきます。

そんな空気感を楽しもうと思い、ベンチに腰掛けて周りの木々を見渡しました。

こんなに立派な大木も目に止まりました

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自分は自分の目線で目の前の木の全体像やその上の空、横にある自転車も見えていすが、私が子供の時にはどのようにみえていただろう?

 

多分、こんな木を発見したら、まず、この穴になにか入っているんじゃないか?と確かめに走って行き、側面の大きな窪みに気が付いたら

この窪みの先にはきっと違う世界につながっていて、、、と妄想が始まる事でしょう。

その窪みからありんこでも這い出てきたならば、今度はそのありんこを目で追い、

そこで新たな妄想が始まっていたと思います。

目線を少し変えてみると、見える世界も全然違うんだろうなあって。


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大きな枠で全体を見ることと、根元しか見えていない別の視点。

 

 

仕事をしていて、発注書を読んでいるとどうしても頭が固くなってしまうことがあるんです。例えば、中世のファンタジーを描く時、まずは中世にはどんな家があったのかを調べたりしますよね。どのような構造で材質は何を使っているのか?等々。

知識を入れて、しっかりとコンセプトアートを描くのですが、

それで件は確かに満たしているわけですが、なんかワクワクしない絵柄になってしまう事もあります


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そんな時に私は無邪気な子供時代に戻ります。

子供の目線でもう一度、その世界観を眺めまわします。

また、その世界観に浸れるように音楽も選んで聴く事もよくありますね。


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アイディアってどこからくるんですか?
と聞かれる事がありますが、その時は「天から降ってきた」ように思うけれど、

実際は今までの知識と意識的に持つ子供視点によりアイディアが生まれるのかもしれません。